日テレ深層ニュース、発言内容の要約
昨日、日テレ深層ニュースに出演し、処分についてや自民党の現状についてお話ししました。
以下、その内容を詳しくまとめましたので、お読みください。
↓
まず、今回の党員資格1年停止の処分についてお話ししました。この処分を受けた理由はについては、私は派閥の幹部としての責任を自覚したからです。会長代理としての立場を考えた時、謙虚に受け止めるべきものと思っています。一方、2022年8月の会議に参加したことが処分の対象となった点については疑問に思う点もあり、特に、森元総理が森派の会長時代にキックバックのスキームが存在したという報道があることを考えると、その点は徹底的に明らかにされるべきだと考えています。この件に関して、岸田総理が直接聞き取り調査を行うと表明しているため、その調査がしっかりと行われ、真相が明らかになるよう強く望んでいますし、国民目線でも望まれていることだと思います。
次に、総選挙に関する状況についてお話ししました。2009年に自民党が下野した選挙では、単独で119議席しか獲得できませんでした。現在の状況を鑑みると、今選挙を行えばそれ以上に厳しい結果になることが予想されます。本来、任期途中で総選挙を行うのは、現在の状況よりも議席を増やせる見込みがある場合に行うものです。負けるとわかっていながら解散するのは、全く現実的ではありません。したがって、今は解散総選挙のタイミングではないと考えますし、国民の評価は厳しいものと謙虚に受け止めないといけません。
加えて、9月に総裁任期が切れることに関連して、自民党内の状況にも触れました。派閥の論理が働かなくなるため、推薦人を20名集めれば誰でも総裁選に立候補できる状況になります。この状況により、多種多様な候補者が登場し、若手から中堅までが立候補することが期待されます。これにより、自民党内での活発な議論が進み、党の新たな方向性を見出す機会となるでしょう。自民党は解体的出直しが必要ですし、9月の総裁選挙はその契機にしなければなりません。
また、森元総理との関係悪化についてもお話ししました。森元総理ご自身が仰っているように、「国立競技場問題」が関係悪化の原因となっています。しかし、当初案は予算面でも国民目線でも納得できるものではなく、文科大臣としての私個人の判断ではなく、政府全体としての判断でしたが、森元総理はそのように受け取られなかったようです。森元総理との関係については月刊誌報道等に係争中でもあり、事実でないことも多いですが、私としては毅然と対応していきます。
最後に、「徹底的に戦います」という私の投稿について説明しました。この言葉は、安倍元総理の書籍「美しい国へ」に倣うものであり、「戦う政治家、戦わない政治家」を意識したものです。国民や国家のために身を粉にして戦うという意味であり、何か特定の個人を意識したものではありません。この言葉には、私の政治家としての信念が込められています。
いずれにしても、このままの自民党では大変厳しい結果が待っています。本来の1955年の結党の精神に立ち返り、現状維持政党から改革政党としての、真の保守となるよう自民党は出直していかなければいけません。私自身も今回のことを謙虚に受け止め、真摯に考え、行動してまいります。