【下村博文政策ブログ⑤】「板橋区社会福祉協議会視察」

板橋区社会福祉協議会(板橋社協)の事業「街かどフードパントリー」「はつらつシニアいたばし」を視察しました。相田義正会長をはじめ、職員のみなさんにご説明いただきました。

板橋社協の「街かどフードパントリー」は昨年の7月から稼働しており、常設型で自治体が主体となるものとしては23区では初めての取り組みとなります。食品等の支援が必要なひとり親世帯等に対し、企業や団体から提供された食品や生理用品等を利用者のプライバシーの保護を徹底したうえで無料配布する仕組みとなっています。フードパントリー内の冷凍・冷蔵庫も寄付によるものです。セルフレジのようなシステムを使って、食品等の入出を管理しています。国内では先進的な取り組みで、全国から視察に訪れるそうです。子育て中のご家庭に食品等を届ける事業も行っています。「フードバンクいたばし」や区内各地の「子ども食堂」と同様に、子どもの食・居場所支援、孤立予防といった大きな役割を担っています。利用者からは「子どもがお腹いっぱい食べられて嬉しそうな笑顔になった」といった声が寄せられているそうです。

「はつらつシニアいたばし」は元気なシニア世代の就労支援をしています。年齢がハードルとなり就労にお困りの方に対し、ハローワークの求人だけでなく、独自の求人などの情報提供、就職に関するアドバイスを行っており、年間2100人以上が利用しています。「シニア向けおしごと情報サイト」も立ち上げ、板橋社協のホームページからも求人を見ることができます。少子高齢化に伴い、生産年齢人口の減少が課題となる日本において、「アクティブシニア」と言われる就労に意欲的で豊富な経験と知識を持ったシニアは今後ますます重要な人財となりえます。


いずれの取り組みもニーズが高まっているそうです。一方で、限られた予算の中で運営しており、場合によってはボランティアのみなさんの力に頼っているのも現状です。私もしっかりとサポートしてまいります。