板橋の街頭で感じること

私の政治人生は1985年東京都議会議員選挙・板橋区に新自由クラブから出馬したことから始まります。結果は落選でしたが、その後1989年に東京都議会議員として当選した時に板橋区内各駅に立つ活動をしていました。
当時は後援会組織も何もなかったので、朝の駅頭や昼の街頭演説、ポスター貼りなど空中戦がほとんどで、何年間も毎朝立っていた。

昼の区議との支持者まわりと違って、生の一般有権者の意識が直にわかり、大変勉強になる。「おはようございます」と声をかけても、返事を返すのは1割ぐらいだ。地方とは異なる。都会の無機質を感じる。もっとも私もそうだが、チラシを配っている人にすべて返事をしているわけでもない。名刺を取ってくれたり、笑顔で顔をあわせてくれたりすることがいかに有難いことか、感じる時でもある。

朝の駅頭は、私にとっても修業の時間であると感じる。朝から機嫌が悪そうな人も多い。皆厳しい現実社会の中で、耐えながら頑張っているのだろう。この年になると、1人ひとり私の方から励ましたくもなる。
「人を幸福にする仕事、それが政治だ」が私の原点だが、朝の駅頭は、幸せそうな顔をした人が少なく感じる。
目の前にいる1人ひとりが、幸せになる社会をどうつくるか。私の永遠の課題だ。
その一歩をこの板橋区からはじめていく、その地道な活動を怠らないように心がけたい。

下村博文は「板橋を元気に」を合言葉に
これからも政治活動を進めてまいります!