品川裕香さん(ジャーナリスト)の薫化舎に行く

第一次安倍政権の時に総理官邸に教育再生会議を立ち上げ、私は官房副長官として担当しました。
野依良治(ノーベル賞受賞)座長の下に、民間有識者の方々に教育再生会議で協力してもらいましたが、その中のメンバーで発達障害を中心に教育ジャーナリストとして活躍していた品川裕香さんです。

その品川さんより、発達障害等に対して新たに改善策ができ特許技術を作ったという連絡が入り、大阪に行ってきました。

薫化舎グループをつくり、発達障害だけでなく、仕事、学業、スポーツなどさらに能力を上げたい。対人関係ができない。不登校引きこもり。家庭内暴力、非行などなど。あらゆる人を対象に指導しています。

一人ひとりのクライアントと接する中で分かったことは、人間の脳の発達には階層性があるということです。

図にあるように脳の発達には階層性があり(感覚運動機能の
発達)、その四層の一番基本が基礎感覚(視覚、聴覚、解覚、前提覚、固有覚など)で、その視覚情報入力レベルに不全があること、およびそれを発見する技術を開発したということです。

いま発達障害児は小学生で10%中学生で6.8%いるといわれていますが、そもそも視覚に問題があることにより、発達障害といわれている事例がたくさあるそうです。
この視覚問題とは、視覚運動処理能力、眼球運動のコントロールであり、これが読み書きなどの学習能力に重要なやくわりを果たします。

視神経への刺激は他の末梢神経も刺激するから、従来のメガネのように水晶体に対応するものではなく、視細胞、視神経、脳(視覚野)を改善するメガネ(yellow filter)を開発したそうです。

もちろん一人ひとりに個別具体的処方は必要ですが、いわゆる発達障害などは、視覚不全の問題からアプローチし、その改善策を特許技術をとって進めようとしていることは画期的で、目から鱗でした。

株式会社薫化舎
https://www.kunkasha.com/